わらびは春から初夏にしか食べることができない旬を感じられる食材ですよね。
でもわらびは、あく抜きが大変そう。
あく抜きが大変で、食卓にあがることがないという家庭もあるのではないでしょうか。
実は私がそうでした。私の母は灰を使ってあく抜きをしていたので、わらびのあく抜きは大変というイメージしかなかったのです。
でも実は、わらびは水だけでもあく抜きができるのです!また、灰をつかわなくても家庭にあるものであく抜きができます。
私にとっては水だけであく抜きができるなんて目からウロコでした!灰を使ったあく抜き方法しか知らないというあなたには必見!
今回は、水だけであく抜きする方法と、普段から家庭にあるもので簡単にできるわらびのあく抜き方法についてご紹介します。
わらびのあく抜きは水だけでもOK!やり方は?
ではさっそく、水だけを使ったわらびのあく抜き方法についてご紹介します。
必要なのはわらびと水だけなので、準備も作業もとても簡単です!
<手順>
- わらびを軽く洗い、穂先の部分を両手ですりつぶしながら取り除く(穂先がすべて取れなくても軽くでOK)
- わらびの茶色くなった根本部分を1〜2cmほど切り落とす
- 深めのバットにわらびを並べる
- 3にわらびが全て被るくらいたっぷりのお水をいれて1日ほど寝かせる(途中で、水の色が変わってきたら2〜3回ほど水を替える)
たったこれだけです。穂先の部分はエグミが強いので、軽く取り除くのがおすすめです。
あく抜き後、根本部分を食べてみて、エグミがまだ強ければ、水に浸す時間を伸ばしてみてください。
少しのエグミであれば、天ぷらや炒め物に使うとエグミが気にならず食べやすいかと思います。
こんなに簡単に水だけでわらびのあく抜きができるなんてびっくりですよね。
この方法を知ってから、わらびのあく抜きに対するハードルが私の中でグッと下がりました!
水だけであく抜きとメリットとデメリット
この方法のメリットは、わらびに熱を加えていないのでシャキシャキした食感が味わえることです。
そして、何より準備が簡単なこと!水さえあれば何も準備するものはありません。
水だけあれば、あく抜きができるのでお手軽で嬉しいですよね。
水だけであく抜きは簡単だけど、時間がかかりすぎるよね。
デメリットは、水だけのあく抜きだと、とても時間がかかることです。
あく抜きに1日ほどかかるので、わらびを入手した日に食卓に出すことができません。
時間に余裕があればいいですが、お忙しいあなたに、家庭にあるもので簡単にわらびのあく抜きができる方法を2つご紹介していきますね。
わらびのあく抜き方法を紹介!重曹編♪
わらびのあく抜き方法で最も一般的なのは、重曹を使った方法のようです。灰よりも入手しやすいですもんね!
重曹を使う方法だとあく抜きにかかる時間は1晩程度。多少時間はかかりますが、水だけであく抜きするよりも1/2か1/3ほどの時間でできます。
<手順>
- わらびを軽く洗い、穂先の部分を両手ですりつぶしながら取り除く(穂先がすべて取れなくても軽くでOK)
- わらびの根本の固い部分を切り落とし、深めのバットに入れる
- 鍋に水を入れて火にかける
- 沸騰したら鍋に重曹を入れる
- 火を止め、荒熱をとる(80℃くらいになるまで)
- わらびが入ったバットに、わらびがしっかりと浸かるくらい4のお湯を入れる
- そのまま一晩置く
- 鍋からわらびを取りだし、流水ですすぐ
この方法だと、水だけのあく抜きの1/2、1/3の時間でできるのが嬉しいですね!
前の日の夜に浸けておいて、次の日には使用することができますね。
重曹を使って上手くあく抜きするポイントは、使用する重曹の量です。
重曹が多いとわらびが柔らかくなり、風味も損なわれます。また、重曹の量が少ないとエグミが残ってしまいます。
エグミが残ってしまっては、せっかくのわらびの風味が台無しですよね。
重曹を使ったあく抜き方法のメリットとデメリット
しっかりとあく抜きをしたい時は重曹を使うのがおすすめです。
残った重曹は他の料理に使ったり、掃除、消臭剤としても使えるので、使い残しが出ない点もメリットですね!
デメリットは先ほども紹介しましたが、重曹の量次第でわらびが柔らかくなりすぎることがあります。
ほかにも、風味が損なわれる可能性があるので、そこだけ気を付けるといいですね。
重曹であく抜きを行う場合は、使う重曹の量をしっかりと計量しましょう!
わらびのあく抜き方法を紹介!小麦粉編♪
わらびのあく抜きは、小麦粉でもできるようです。
灰よりも重曹よりも家庭にある確率が高いので、小麦粉であく抜きができると便利ですね♪
<手順>
- わらびを軽く洗い、穂先の部分を両手ですりつぶしながら取り除く(穂先がすべて取れなくても軽くでOK)
- わらびの根本の固い部分を切り落とし、深めのバットに入れる
- 鍋に水、小麦粉、塩を入れてよくかき混ぜる(水1Lに対して小麦粉大さじ4 、塩小さじ1)
- 2を火にかけ、沸騰したらわらびを入れる
- 弱火で3~4分ほど煮込む
- 茹であがったわらびを鍋から取り出し冷水にいれる
- そのまま10分ほど寝かせる
時間もかなり短時間なので、わらびを使おうと思ってすぐに使用することができますね!
小麦粉を使ったあく抜き方法のメリットとデメリット
小麦粉を使ったあく抜きのメリットは、なんと言っても短時間であく抜きができることです!
水だけ、重曹を使う場合は、1日から1晩ほどあく抜きが必要ですが、小麦粉を使えば15分ほどであく抜きが完了します。
わらびを採って来たその日の内に食べることができますね!
小麦粉も、残ったとしても他のお料理やお菓子作りに使えるので、使いきれないということがないですよね。
デメリットは、わらびを数分茹でるので、柔らかくなってしまうことです。
シャキシャキした食感がお好みなら、他の方法であく抜きする方がいいかもしれませんね。
まとめ
- わらびのあく抜きは水だけでも簡単にできる
- 手間をかけたくない場合は、水だけ>重曹>小麦粉がおすすめ順位
- 時間をかけたくない場合は小麦粉>重曹>水だけがおすすめ順位
- シャキシャキした食感を楽しみたいなら、火を入れすぎないあく抜き方法がおすすめ
手間をかけたくなかったり、時間をかけたくなかったり、何が簡単かは人によって考え方が違いますよね。
わらびの食感の好みもそれぞれだと思います。あなたが一番簡単だと思う方法で、わらびのあく抜きをしてみてください。
わらびは様々な料理に活用できますよね!おひたし、煮物、炊き込みご飯、山菜そば、天ぷら等々。
今年はフレッシュなわらびを、ぜひご自身であく抜きをするところからチャレンジしてみてくださいね♪
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