離乳食の食材ってどう選んでいますか?初めての子育てで、初めての離乳食って不安がいっぱいですよね。
私も初めての離乳食をはじめる時は、何から始めたりすれば良いのか迷いました。
また、味付けはあまりせずに素材本来の味で食べさせる方が良いとも聞きますよね。
実は、だし汁は味付けの調味料として使っても良いんです!
万能で適度な味付けをすることができるので、便利ですよね。
だし汁は、きちんと食材からとろうと思うと、時間がかかってしまったり食材を多くの量買わないといけなかったりすることが多いです。
市販のだし汁も活用して、手軽に取り入れたいですよね。
市販のだし汁でも、食塩と添加物に気をつければ、安心して使うことができます。
今回は、離乳食にも安心して使うことができる市販のだし汁を紹介していきます。
離乳食のだし汁は市販でもいいの?
離乳食とは、母乳やミルクを完全にやめることではなく、母乳やミルク以外の食品からも栄養を取り入れて最終的には幼児食へと移行していく過程の食事のことです。
食材そのものの味を生かして、成長に合わせて味付けを調整しながら薄味をつけていくことが大切です。
赤ちゃんの舌は、味に敏感なので濃い味にしすぎてしまうと今後の食事に影響を与えてしまう可能性があります。
しかし、食材そのものの味にこだわりすぎてしまうと、単調な味ばかりになってしまいます。
味に少し深みを出すためには、離乳食にだし汁を上手に活用することがおすすめです!
離乳食にだし汁を取り入れることによって、風味もプラスされてあまり食べなかった食材も食べてくれるようになることもあります。
いろんな食材を食べてくれるようになると、嬉しいですよね。
市販のだし汁も活用して、手軽に離乳食に取り入れていきましょう!
市販のものもさまざまな種類があって、迷ってしまいますよね。
美味しいと思ってもらえるように調味料や添加物が多く入っている場合もあるので、市販のだしを使いたい時には裏側の成分表示をみることがおすすめです。
食塩や添加物が、できるだけ入っていない自然に近い商品を選びましょう!
これから、離乳食にも使うことができる商品を紹介していきます。
そもそも離乳食ってどうやって進めればいいの?
そんな悩みもありますよね。離乳食の進め方も合わせて一緒に確認していきましょう♪
和光堂の和風だし
メーカー | WAKODO 和光堂ベビーフード |
商品名 | 手作り応援 和風だし |
内容量 | 【2.5g×10包】 |
JANコード | 4487244170408 |
和光堂は、ベビーフード業界の老舗です。長い歴史があると、信頼できますよね。
顆粒タイプなので、お湯に溶かすだけに簡単に使うことができるので、忙しい時にも簡単に取り入れることができます。
今回紹介しているのはお試しの少量タイプですが、チャックがついている大容量タイプも売られているので使う頻度や量に合わせて選ぶと良いと思います。
アレルゲン表示が義務づけられている7品目と、推奨されている21品目は、この商品には含まれていないので、アレルギーをもっていても安心です。
この和風だし以外にもコンソメや野菜スープなどの商品もあります。
この商品は、かつお節と昆布の旨味が溶け込んだ、優しい味のだし顆粒です。母乳や離乳食に不足しがちな鉄も含まれているので赤ちゃんの栄養をサポートしてくれます。
ピジョンの和風だし
メーカー | ピジョン ベビーフード |
商品名 | かんたん粉末+鉄(だし・スープタイプ)和風だし |
内容量 | 約20回分(50g) |
JANコード | 4902508008839 |
ピジョンは、ベビー用品全般を扱っている日本のメーカーです。
こちらも和光堂と同様にお湯にさらっと溶ける粉末タイプで、鉄も含まれています。
かつおと昆布の旨味を引き出した本格的なだしです。
和風だし以外に野菜スープやホワイトソース、かぼちゃのポタージュなどの商品もあるので、いろんなジャンルの料理に幅広く対応できますよね。
着色料、保存料、香料、化学調味料を使用していないので、安心して使うことができます。
この和風だしを使ったレシピも公式のホームページで紹介されているので、是非参考にしてみてください!
和光堂の和風だしとピジョンの和風だしは、似ている点が多いため、両方試してみて食べ具合が良かった方を今後の離乳食で取り入れていく方法も良いかもしれません。
オリッジのしぜんだし
メーカー | オリッジ |
商品名 | イブシギンのしぜんだしforMAMA 粉末タイプ |
内容量 | 25g |
JANコード | 4562376323214 |
オリッジは、古くからかつお節を作っている老舗のかつお節工場のグループ会社です。
このイブシギンのしぜんだしは、化学調味料や添加物を一切使用していないので、赤ちゃんにも安心して使うことができます。
このだしも顆粒タイプになっているため、使いたい量だけ出すことができて、少量のだしを作ることができるので便利です。
国産のかつお節と昆布が使われており、香りも良いです。国産の材料ってやっぱり安心感がありますよね。
こちらの商品もアレルゲン表示が義務づけられている7品目と、推奨されている21品目は、含まれていないので、アレルギーをもっていても安全です。
また、衛生管理の国際的な手法であるHACCPの認定も受けています。
チャックタイプとボトルタイプがあるので、使いたい量に合わせて選んでみてください!
丸三食品のすくすくあんしんだし
メーカー | 丸三食品 |
商品名 | すくすくあんしんだし いりこ |
内容量 | 10包入 |
JANコード | 4902823010036 |
さまざまなだしを販売している食品会社です。こちらの商品は、これまでに紹介した商品と違い、パックに入っているものです。
紹介したい商品は、かつおベースといりこベースのどちらもですが、今回はいりこベースを紹介していきます。
すくすくあんしんだしは、食塩や化学調味料、蛋白加水分解物、酵母エキスが無添加です。
そして、加熱殺菌されているので和紙包を破って加熱せずに使うことができるところもおすすめのポイントです!
離乳食に使うことができる市販のだしについて紹介していきました。
離乳食の進め方のポイントも合わせて一緒に確認していきましょう!
- 授乳の時間をしっかりと決めて、離乳食をその合間の決まった時間に食べさせる
- 1日1回、1さじからスタートさせて無理にあげない
- 材料は、新鮮なものを選ぶ
- できるだけ多くの種類の食品を選ぶ
- 十分に加熱する
これらのポイントを抑えて離乳食を進めていくと安全に進めることができます。
離乳食はだし汁を初期で使ってもいいの?
離乳食のだし汁は食塩や添加物に気をつければ、市販でも使うことができます。
離乳食を食べさせる時にも初期、中期、後期、完了期があるのでそれぞれの期間に合っただし汁を使っていきましょう。
離乳食の初期である生後5・6ヵ月では、昆布と野菜のだし汁が使うことができます。
昆布などの植物性のだし汁は、アレルギーを起こすことが少ないので、離乳食の初期でだし汁を使う場合には植物性がおすすめです。
野菜のだし汁とは、野菜を茹でた時に出るだしです。どんな野菜でも使うことができるのが嬉しいですね。
中期である生後7・8ヵ月と後期である生後9・10ヶ月では、昆布と野菜、かつお節、煮干し、ささみのだし汁が使うことができます。
ささみのだし汁とは、ささみを茹でた時に出るだしのことで鶏の旨みが溶け込んでいておいしそうですね。
お粥に混ぜたり、スープにしたりとさまざまな使い方ができるのが良いところです。
離乳食完了期である1歳~1歳半では、それに加えて市販のだし汁を使うことができます。
大人用の市販のだし汁は、味が濃すぎてしまい内臓に負担がかかってしまうため必ず離乳食完了期から取り入れていきましょう。
最初から市販のだし汁を使うことに抵抗がある場合には、食材からとる方法をしてみても良いかもしれません。
離乳食初期に使うことができる昆布と野菜のだしは比較的簡単にとることができます。
離乳食初期、中期、後期に使うだしのとり方について一緒に確認していきましょう!
昆布だし
<材料>
- 水 500ml
- 昆布 1枚【5㎝×10㎝】
<手順>
- 昆布は、表面を布巾で軽くふく
- 30分~1時間水が入った鍋につけておく
- 中火にかけて、沸騰直前で昆布を取り出す
昆布は、沸騰後に取り出してしまうと粘りが出てしまい美味しさが損なわれてしまう可能性があるので、必ず沸騰直前に取り出すようにしてください。
昆布だけ準備できればすぐにだし汁を作ることができるのが良いですよね。
昆布だしは離乳食以外にも大人のご飯を準備する際に使うことが多いので和食中心の献立にすれば使い切ることもできると思います。
強い主張のないだし汁なので、いろんな料理に応用できるのも嬉しいです。
野菜だし
<材料>
- 水 野菜が隠れるくらいの量
- 人参、玉ねぎ、キャベツなどの野菜 適量
<手順>
- 野菜を適当な大きさに切る
- 鍋に1の野菜と野菜が隠れるくらいの水を入れて火にかける
- 沸騰後15分~20分煮込んでいき、野菜に竹串が軽く通ったら完成
野菜だしに使う野菜は、どんな野菜でも使うことができるので、離乳食用に野菜をわざわざ買わなくても大人のご飯を作った余りの野菜を使うことができます。
その時々に余った野菜を使うことができるのは無駄が出なくて良いですよね。
野菜だしは、15分~20分煮込んで完成ですが、時間に余裕がある時は30分煮込むことがおすすめです。
30分煮込むことによって、野菜の甘みが増していつもの離乳食に違った味が生まれるので楽しめると思います。
いろんな野菜を使って野菜だしを作ることができるのですが、1つ注意したい点があります。
それは、じゃがいもやかぼちゃを使って野菜だしを作ると煮崩れしやすいことです。
煮崩れすると、使う際にざらつきが残ってしまい、舌触りが悪くなってしまったりするので、注意してください。
かつおだし
<材料>
- 水 500ml
- かつお節 10g
<手順>
- 鍋に水を入れて火にかける
- 沸騰直前にかつお節を加えて、沸騰したら火をとめる
- 3分ほど、かつお節が渋むまで静かに待つ
- かつお節が沈んだら、ゆっくりとザルでこします
離乳食中期から使うことができるかつおだしは、昆布だしと同様にいろんな料理に使うことができます。
かつおだしは、昆布だしと混ぜて混合だしとして使われることもあります。今回、離乳食にも使うことができる市販のだし汁でも混合だしを紹介しています!
煮干しだし
<材料>
- 水 500ml
- 煮干し 10~15g
<手順>
- 煮干しの頭とはらわたを取り除く
- 鍋に水と1の煮干しを入れて30分ほどつけておく
- 火にかけて、5~10分煮だしてザルでこす
煮干しだしは、頭とはらわたを綺麗に取り除かないと雑味が出てしまい、食べづらくなってしまうので丁寧に処理することが大切です。
だしをとる前に丁寧な処理が必要なのは、少し大変ですよね。
市販のいりこだしと書かれている商品は煮干しだしと表現が違うだけで同じだしなので、是非市販のだし汁を活用してみてください。
ささみだし
<材料>
- 水 500ml
- ささみ 1本
<手順>
- ささみを鍋に入れて、上から水を注いでいく
- 火にかけて吹きこぼれないように注意しながら、弱火で30分ほど茹でる
- ザルでこす
ささみを茹でる際にはアクが出やすいため、時々アク取りをしながら茹でていくと美味しいだし汁が作れると思います。
茹でた後のささみは、大人用のご飯に使うことができるので食材の無駄が出ないです。
離乳食のだし汁は冷凍保存できるの?
だし汁の種類を選べば、離乳食の初期からでも使うことができると分かりましたね。
市販の粉末タイプは、使いたい量だけ作ることができるので大丈夫かもしれません。
しかし、だしパックを使ってだし汁を作る場合や食材を使って自分でだし汁を作る場合は、作りすぎてしまうこともありますよね。
1回で多くのだし汁ができても、離乳食に使う分は少量で良いので余ってしまい、もったいないですよね。
だし汁が余ってしまった時は冷凍して保存することがおすすめです。
だし汁って冷凍していいの?
きちんとポイントを押さえれば、冷凍保存しても大丈夫です。
だし汁などの水分が多いものを冷凍保存する場合は、製氷皿などの小さく分けられるものを使うと便利です。
ふた付きのものがあると、こぼれずに安心ですね!だし汁を小分けに冷凍した方が良い理由は、分離するからです。
だし汁は冷凍すると分離する性質をもっています。濃いだしの部分と薄い水のような部分に分かれてしまい、分けずに冷凍保存してしまうと味がまだらになってしまいます。
最初から小分けにして冷凍保存しておくと、分離せずにおいしいだし汁のままで使うことができます。
離乳食のだし汁を小分けに冷凍保存する方法を1つ紹介していきます!
<だし汁の冷凍方法>
- だし汁の粗熱を取る
- 製氷皿などの小分けにできる容器にだし汁を8分目までそれぞれ注ぐ
- ふたかラップをかけて、冷凍する
- 凍ったらだし汁を取り出して、ジップロックなどの密閉できるような袋にいれて冷凍保存する
だし汁のように水分が多いものを凍らせると、膨張してしまうので容器の8分目くらいまで注いで凍らせるとちょうど良い量でできるのでおすすめです。
製氷皿のまま冷凍保存をしても良いですが、ふた付きではない場合は、ラップだけでは何か他のものに触れてしまう場合もあります。
ふた付きの場合も冷凍庫が小さいとかさばってしまうので、密閉できる袋に移し替えることでコンパクトに保存することができます。
その際には、空気をできるだけ抜くことです。それによって、2週間ほどの冷凍保存が可能になります。
冷凍は2週間ほど保存して使うことができますが、冷蔵で保存する場合には2~3日ほどしか使うことができないので、注意してください。
天然の素材からとるだしは、保存料なども入っていないのでその分長く保存することができません。離乳食を始めたばかりの赤ちゃんは特に、繊細なので気をつけたいですね。
また、冷凍保存は2週間保存できますが、冷凍庫内の匂いが移ってしまう可能性もあるためできるだけ早めに使い切るようにすると美味しく食べてもらえるかもしれません。
冷凍保存しただし汁を使う時には、必ず電子レンジで加熱するか、鍋で再度火を通すようにしてください。
細心の注意を払って離乳食を食べさせないと、すぐに食中毒や体調不良になりやすいため、再加熱を大切です。
再加熱をした時に、水分が多く飛んでしまった時にはそのつどお湯や水を足すとだし汁が濃くなりすぎずおいしい状態で使うことができますよ!
離乳食のだし汁の使い方はどうするのが正解?
離乳食にも使うことができる市販のだし汁や、自分でとる時のだし汁のとり方、冷凍保存のやり方が分かりましたよね。
実際に昆布だし、野菜だし、かつおだし、煮干し(いりこ)だしなどのだし汁の離乳食への使い方を紹介していきます。
一番最初にだし汁を離乳食で食べさせる時には、単品で小さじ1杯程度から始めることがおすすめです。
植物性である昆布だしは、アレルギーが起こる確率が低いです。
しかし、かつおだしや煮干し(いりこ)だしなどのだし汁は、アレルギーが起こる可能性もあるので、単品で少しずつ食べさせるようにしましょう!
単品で食べさせることで、アレルギーが万が一起こった場合でも原因となる食材をすぐに特定することができます。
単品で食べさせてみて、アレルギーがないことが分かったら、食品に混ぜる、ペースト状のものを伸ばすなどの使い方がおすすめです。
離乳食でよく使われる食品がお粥だと思いますがお粥にだし汁を少し混ぜるとお粥の淡白な味に風味が足されるので赤ちゃんも飽きずに食べてくれそうです。
さつまいもやかぼちゃなどのペーストを伸ばすためにだし汁を使うと、食べづらさもなくなり、良いと思います。
また、だし汁別の使い方では昆布だしやかつおだし、昆布だしとかつおだしを混ぜた混合だし、煮干し(いりこ)だしでは、味噌汁や煮物に使うことがおすすめです。
野菜だしではコンソメの代わりに、ささみだしではうどんのスープなどの使い方が美味しく食べてくれると思います。
離乳食の幅を広げてくれる役割もだし汁にはあります。
まとめ
- 離乳食のだし汁は、食塩と添加物に気をつければ、市販を使うことができる
- 離乳食にも使うことができる市販のだし汁は、和光堂やピジョンの和風だし、オリッジのしぜんだし、丸三食品のすくすくあんしんだしなどがある
- 離乳食にだし汁を加えると、味に深みが出たり、風味を足したりすることができる
- 離乳食の初期から、昆布だしと野菜だしは使うことができる
- 離乳食のだし汁は多くできてしまった場合、製氷皿などを使って小分けにして、冷凍保存することができる
- 離乳食のだし汁の使い方は、お粥などの食品に混ぜる、ペースト状のものを伸ばすなどがある
離乳食のだし汁は、市販のものを使えると忙しい時にもあまり時間をかけずに離乳食を作ることができるので便利ですよね。
市販のだし汁を上手く活用することで、離乳食を負担に感じすぎずに楽しんで作ることができるようになったら嬉しいです!
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