髭の処理どうしていますか?仕事柄週に何度か、もしくは毎日T字カミソリや電気シェーバーなどで、髭を剃らなければいけない場合もありますよね。
毎日だと面倒だし、大変だと思います。肌が弱いとカミソリ負けをしてしまったり、急いでいて剃り残しが出てしまったりとトラブルも起こってしまいます。
生えなくなる方法はないのかと、脱毛を考えることもあるかもしれません。
しかし、髭脱毛は回数や期間がかかって大変な面もありますよね。
聞いたことはありませんか?髭を毛抜きで抜くと、生えなくなる。そんなことが本当にあるのかどうか気になりませんか?
髭を毛抜きで抜いて生えなくなるなら、あまりコストもかからずに嬉しいですよね。
今回は、髭を毛抜きで抜くと、生えなくなるのか真相を確かめていきます!
髭を毛抜きで抜くと生えなくなるの?
髭を1本1本毛抜きで抜くのは、結構時間もかかりますし、痛みもあります。
1回痛みを我慢すれば、もう生えなくなるのであれば、気になりますよね。
結論からいうと、髭を毛抜きで抜いても生えなくなるわけではありません。
髭を時間かけてせっかく抜いても2週間ほどで生えてきてしまいます。
生えなくなる、いわゆる永久脱毛ができるといわれているのは、現状医療脱毛や電気が流れる針を使って行うニードル脱毛の2つだと思います。
なんで毛抜きだと、生えてくるの?
毛抜きで髭を抜くと、毛根が一緒に抜けてくるのでもう生えなくなると思うかもしれません。
しかし、毛の一番下には毛球と呼ばれる球状に膨らんでいるものがあり、その中には発毛組織である毛母細胞があります。
その毛母細胞が組織分裂などを繰り返すことによって、再び毛が生えてきてしまうのです。
よく毛が生えなくなる表現として、「毛根が死滅する」という言葉を聞きませんか?
毛が生えなくなるのは、毛母細胞が消滅することで、強い刺激が必要なので医療脱毛などが永久脱毛に効果があるといわれています。
せっかく痛い思いをしても、また生えてきてしまうのは残念ですよね。
また、何回も髭を毛抜きで抜いていると、その行為が癖になってしまってやめられなくなってしまうので注意が必要です。
髭を生やしていて、好みのデザインに髭の形を変えたいなどの都合で数本毛抜きで抜くなどの場合は、選択肢の一つとしては良いと思います。
髭を毛抜きで抜くのはおすすめしない!
髭を毛抜きで抜いても永久的な脱毛ができないことが分かりましたよね。
一時的でも髭がなくなるから良いんじゃないの?
実は髭を毛抜きで抜くのはおすすめしません。これから、髭を毛抜きで抜くことをおすすめしない理由をご紹介していきます!
炎症が起こりやすい
髭を毛抜きで抜くと毛穴が開いてしまうので、そこから雑菌が入り込みやすいのです。
雑菌が入り込んでしまい、炎症を起こすことによって毛嚢炎と呼ばれる細菌感染症を引き起こしてしまうのです。
毛嚢炎、別名毛包炎は見た目はニキビに似ていて、白っぽいふくらみができます。
ニキビのような見た目をしていますが、ニキビ用の薬では治りません。
ステロイドが配合されている市販の薬を塗り、肌を清潔に保つことによって、少しずつ治っていくと思います。
症状が酷くなってしまうと、赤みや痒みが出てきてしまい、広範囲へと広がっていってしまいます。
1週間以上経っても治らなかった場合や、症状が酷くなってしまった場合には市販の薬ではなく、皮膚科に行き、塗り薬をもらうことをおすすめします。
埋没毛のリスクがある
髭を毛抜きで抜く自己処理の方法は、他の自己処理の中で一番埋没毛が起きやすい方法なんです!
髭を毛抜きで抜くと、毛穴が傷ついてしまいます。
その後に身体は傷を治そうと角質が厚くなります。
それによって次に生えてきた毛が厚い皮膚の外に出られずに成長して結果埋没毛になってしまうのです。
埋没毛は目立って気になりますよね。無理やり引っ張って抜いてしまいたくなるかもしれません。
無理やり引っ張って抜いてしまうと、傷つき炎症してしまい、毛嚢炎(毛包炎)になってしまうのです。
埋没毛を治すには、ひたすら待つことです。肌のターンオーバーにより、徐々に上に覆いかぶさっていた皮膚が薄くなり、埋没毛ではなく、普通の毛として生えてくるようになります。
肌が健康な状態であれば、通常1~2ヵ月で戻るといわれています。それなので、埋没毛はひたすら待つことが大切です。
色素沈着が起こりやすい
髭を毛抜きで抜くと、毛穴に強い刺激が加わってしまい、炎症が起きやすくなります。
強い刺激や炎症が起こると肌を守ろうとして、身体がメラニン色素を産生する細胞であるメラノサイトを刺激し、メラニン色素が過剰に生成されてしまいます。
それによって、毛抜きで抜いた部分が黒く色素沈着してしまったり、シミになったりしてしまうのです。
一度色素沈着してしまうと、消えるまでに2~3年ほどかかります。
また、その間に日焼けをしてしまうと、色素沈着が消えるまでにさらにかかってしまう場合もあるので、注意したいですね。
色素沈着してしまって出来るだけ早く消したい時には日頃から日焼け止めを塗るなどの日焼け対策が必要です!
毛穴の開きや乾燥が気になりやすくなる
何度か出てきましたが、髭を毛抜きで抜くと、抜いた後に毛穴が開いています。
そのため、開いた毛穴から肌の水分が蒸発してしまうのです。
そのまま何も肌のケアをせずに放置してしまうと、肌が乾燥してしまい痒みや肌荒れの原因になります。
また、ずっと髭を毛抜きで抜いていると毛穴が目立ってしまいます。
実は毛穴の一つ一つには立毛筋という毛穴の開きを調節する筋肉が存在しています。
立毛筋は、自分の意志で動かすことができない不随意筋です。
その立毛筋が髭を毛抜きで抜くことを繰り返していると、過度に緊張してしまい、鳥肌のような状態になって毛穴を目立たせてしまいます。
せっかく髭を毛抜きで抜いて綺麗な状態にしても、毛穴が目立ってしまうと清潔感がなくなりますよね。
これら4つの理由から髭を毛抜きで抜くのは、おすすめしないです。
1度髭を毛抜きで抜いてしまったからといって、ダメなわけではありません。
今後、肌を大切にしながら正しい方法で脱毛していくことが大切ですね。
髭を毛抜きで抜いた後のケア方法は?
髭を毛抜きで抜いてしまうと、肌荒れや炎症などを引き起こしてしまいます。
そのため、出来るだけ髭を毛抜きで抜くのは避けた方が良いかもしれません。
カミソリや電気シェーバーで髭を剃るなら良いの?
カミソリや電気シェーバーで剃る方法も永久脱毛は出来ずに一定期間あくと生えてきてしまいます。
剃ることで、毛抜きで抜いた時よりも毛穴の開きはないので、肌への負担は少ないと思います。
しかし、剃ることで肌の表面を傷つけやすく、剃り負けする場合もありますよね。
そんな時に大切なのが、髭を処理した後の肌のケアです。
肌のケアをしっかりと行うと肌荒れを防ぐことができたり、炎症を早く鎮めて酷くならないようにしたりすることができます。
今から、毛抜きで抜いた後やカミソリや電気シェーバーで剃った後にすると良いケア方法について紹介していきます。
まず、毛抜きで抜いた場合もカミソリや電気シェーバーで剃った場合でもしたいケア方法です。
しっかりと保湿する
保湿することは、髭を処理した後ではなくてもするかもしれません。
しかし、髭を抜いたり剃ったりした後には特にしっかりと保湿して欲しいです!
毛穴の開きや剃った際の目に見えない細かな傷は炎症や乾燥の元になり、そこから肌荒れに繋がっていきます。
化粧水やクリームを使ってしっかりと保湿することで、十分な水分量を閉じ込めることができるので肌のトラブルを防ぐことができます。
なかなか時間がない時や面倒な時は、オールインワンタイプのスキンケアアイテムも多くあるので取り入れてみてください!
次は、埋没毛になってしまった場合のケア方法です。
規則正しい食生活とストレスの軽減
埋没毛になってしまった場合には、無理やり引っ張って抜くなど触るのではなく、ひたすら待つことが大切でしたよね。
待つことによって肌のターンオーバーにより、1~2ヵ月で治るといわれています。
ターンオーバーが正常ではないと、治るのが遅くなってしまうので規則正しい食生活とストレスを溜めすぎないことが大切です。
栄養バランスを考えた食事を3食とったり、自分に合ったストレス発散方法を見つけたりしましょう!
スクラブ洗顔やピーリングをする
ピーリングやスクラブ洗顔は、どちらも古い角質を取り除くことができるアイテムです。
スクラブ洗顔は、細かい粒子が含まれた洗顔フォームで、顔を洗うことです。
指先で優しくマッサージをしながら洗顔することによって、肌の上を粒子が転がります。
それによって、古い角質や余分な皮脂の汚れを取り除くことができます。
自然な素材でつくられている商品もあるので、あなたの肌に合ったものを探してみてください!
ピーリングは、薬剤の作用によって古い角質を取り除く方法です。
家やクリニックで行うものなど様々な種類があります。手軽にピーリングを試したいなら、家でする方法がおすすめです。
普段使っている洗顔料と同じ使い方でピーリングすることができるので、良いですね。
ピーリングとスクラブ洗顔は、あまり頻度高く使いすぎてしまうと、肌を傷めてしまう可能性があるので、逆効果です。週に2~3回を目安に使うようにしてください。
まとめ
- 髭を毛抜きで抜いても生えなくなるわけではない
- 髭を生えなくなるようにするには、医療脱毛やニードル脱毛をする必要がある
- 髭を毛抜きで抜くと、炎症が起こりやすくなり、埋没毛や色素沈着のリスクもある
- 髭を毛抜きで抜いたりカミソリや電気シェーバーで剃った後はケアが大切である
- おすすめのケア方法は、化粧水などで保湿することやピーリング、スクラブ洗顔である
髭を毛抜きで抜いても生えなくなるわけではないので、他の方法で日々の処理や脱毛をした方が良さそうですね。
また、カミソリや電気シェーバーで剃った後にも肌に負担がかかりやすいので日頃からのケアが大切です。
あなたがこの記事を読んで日頃の髭の処理がより良いものになれば嬉しいです。
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