おいしくて栄養豊富な食品として、納豆が好きな方も多いのではないでしょうか。私も納豆は、大好きでよく食べます!
栄養のために離乳食で納豆を食べさせたいんだけど、初期からでも大丈夫?
ポイントを押さえれば納豆は、離乳食初期の赤ちゃんにも与えることができますよ!
食物繊維やたんぱく質、ビタミンなど色々な栄養素が含まれています。たんぱく質は血液や筋肉を作りますし、食物繊維は腸内環境を整えてくれます。
つまり納豆には、赤ちゃんが元気に育つための栄養素がたっぷり!
納豆は栄養があるだけでなく、柔らかく食べやすいので、実は離乳食としてもぴったりなんです♪
それでは、納豆を離乳食としてあげる時のポイントを紹介していきますね!
納豆は離乳食として初期からあげても大丈夫?
赤ちゃんは、生後5~6ヵ月頃が離乳初期と言われ、離乳食を始める目安とされています。
これは母乳だけでは必要な栄養素が補えなくなるためなんです。
納豆は発酵されていることで、もともとの大豆よりも栄養価がアップしています。
日本で古くから親しまれている栄養食品ですから、赤ちゃんにも食べさせてあげたいですよね!
基本的には、他の食事に少し慣れてくる7ヵ月以降の中期から与えることをオススメしている栄養士さんが多いようです。
これは、納豆は特有の風味やにおいがあるために、初期の段階よりはもう少し離乳食に慣れた中期以降から始めた方がいいというのが理由のようです。
でもちゃんとポイントを押さえれば、離乳食初期の段階からあげても大丈夫!
気になる匂いや風味を抑える方法もあります。さっそくポイントや注意点を解説していきますね♪
初期から与えてOK!ポイントは?
まず、離乳食初期に納豆を与える時は、滑らかになるまでよくすりつぶしてからにしましょう。
よくすりつぶしてペースト状にすれば、初期からでも特に問題はありません。また、加熱することを忘れずに。
加熱したものをペースト状にしてあげましょう。そして始めは少しずつ与えましょう。
付属のタレは味が濃くなってしまうので、そのまま食べさせるようにしましょうね。
そして大事なことがもう1つ。嫌がるそぶりを見せたら無理に食べさせる必要はありません。
本来おいしくて栄養価の高い食品ですから、いきなり無理に与えて嫌いになってしまったらもったいないですよね。
離乳食初期に食べてくれなくても、中期、後期と離乳食に慣れるにつれて食べられるようになるかもしれないので、焦らずに進めてみましょう!
与えるときのコツ
離乳食初期の頃の赤ちゃんに与えるには、下処理を工夫しましょう。
少し手間に感じるかもしれませんが、離乳食を始めたばかりの赤ちゃんの消化器官はまだ未熟です。
このひと手間で、赤ちゃんの消化器官に負担をかけずに食べさせてあげることができますよ。
まず、納豆特有の粘り匂いを抑えるために、納豆の湯通しを行います。
ザルにあけた納豆に熱湯をかけるか、納豆を鍋で数分ゆでてもOK。ゆでた場合は、ザルにあけたあと軽く水洗いします。
こうすることで匂いや粘りを抑えることができるんです♪
その後、すり鉢ですりつぶしたり、裏ごししてペースト状にしましょう。
ちなみに通常の納豆は薄皮がついていて、離乳食初期の赤ちゃんには消化が難しいようです。
薄皮がついているものは取ってから与えた方がいいのですが、1粒1粒取るなんてできませんよね。
そんな時はひき割納豆を使うといいです!ひき割納豆には薄皮がついていないので、そのまま下処理して与えることができます。
それにすでに細かくなっているので、すりつぶすのも楽にできますよ!
納豆ペーストや、粉末になっているタイプが売られているので、こちらを使ってみるのもいいと思います。
納豆のネバネバや独特のにおいが多少抑えられているので、赤ちゃんが食べやすいかもしれません。実は納豆が苦手で…というママパパさんも、扱いやすいのではないでしょうか。
詳しい商品は以下で紹介しているので、気になったら見てみてください!
離乳食初期に与える時の注意点
ポイントを押さえれば、離乳食初期の赤ちゃんにも納豆をあげることができると紹介しました。
しかし、離乳食を始めたばかりの赤ちゃんなので、注意点もいくつかあります。
ここでは納豆を与えるときにどんなことに注意したらいいのか見ていきましょう。
納豆は少しの量でたくさんの栄養を採ることができます。
ただその分、消化に負担がかかることも考えられるので、始めは少量からスタートしましょう。目安としてはスプーン1杯ほど。
初期の段階では離乳食から栄養を取るというよりも、口に食べ物が入ってくるということに慣れさせるというのが目的です。
離乳食を食べられないからといって、あまり神経質にならなくても大丈夫。
味に慣れてきたかどうか様子を確認しながら、少しずつ増やしていくのがいいでしょう。
特に納豆には独特の風味や匂いがあるので、赤ちゃんの様子をよく観察しながら与えていきましょうね。
また初めて食べる食品には、まれにアレルギー反応が出ることもあります。納豆の場合、大豆アレルギーが考えられます。
必ずアレルギーが出るということではないので、こちらも神経質になる必要はありません。
でも万が一アレルギー反応が出てもわかりやすいように、他の食品と混ぜたりせず、1品ずつ与えるようにしましょう。
それから、離乳食は過熱して与えるのを忘れずに。
殺菌としての役割はもちろんですが、消化吸収が良くなるというメリットもあります。
赤ちゃんの健康状態や機嫌にも左右されるので、あまり焦ることなく良い状態の時に始めるのがベストだと思います!
ママパパさんの時間に余裕があるタイミングであるかも重要ですよ!
離乳食で使える納豆の便利な商品
やっぱり忙しい子育て。どうしても時間がない時もありますよね。そんなママパパの強い味方がちゃんとあります♪
<CO・OP 国産大豆で作った納豆ペースト 15g×8袋入>
こちらの商品は、納豆がペースト状に加工されています!刻んだり裏ごししたりといった面倒な下処理の手間なく、すぐに離乳食として使うことができちゃいます。
15gずつ小分けになっているので、1回分ごとに使うことができるうえに、持ち運びもできますね。
パッケージには「5ヵ月頃から使える」と書かれているので、初期の離乳食にぴったり!
離乳食に手軽に使える納豆のぺーストがあったらいいのに…という子育て中のリアルな声を取り入れて作られた商品なので、使い勝手はお墨付きです!
国産大豆で作られているので、赤ちゃんに与える食品としての安心感があるのもポイント♪
<sonomono こな納豆 18g / 50g / 150g>
こちらは、納豆をフリーズドライ製法で粉末にした商品です。
粉末状の納豆は何種類かあるのですが、いつものお料理にさっとかけるだけで納豆の栄養が取れるので、大人も利用している話題の商品なんです!
加えることでとろみがつき飲み込みやすくなるので、もちろん離乳食にも使うことができます。
納豆の栄養価はそのまま、完全無添加なので赤ちゃんの離乳食にはぴったりですね!
通常のものと、匂いや粘り控えめタイプの2種類あるので、好みに合わせて選んでみてください♪
納豆でつくる離乳食は冷凍できる?
離乳食に必要な量はとても少ないため、納豆1パックだと多いですよね。
残った納豆はどうやって保存したらいいの?というあなた、納豆の離乳食はずばり冷凍できますよ!
冷凍できます!メリットも
納豆で作った離乳食があまってしまった時や、余分に作って長めに保存する場合は冷凍しておきましょう。
これは、抵抗力がまだ弱い赤ちゃんに与えるものなので、食中毒などの心配がないようにするためでもあります。
ただでさえ忙しい育児の合間に、毎回離乳食を作るというのは大変な作業です。
でも冷凍保存ができれば、時間に余裕があるときにまとめて作ることができますね!
納豆の下処理にはどうしても少し時間がかかってしまいますから、毎回の手間を考えても冷凍保存はオススメです。忙しいママパパには嬉しいですね。
また、小分け冷凍しておけば、ちょっとしたお出かけの時に持ち出すのも簡単です。外出先で食事を済ませなくてはいけない時にも、さっと持ち運ぶことができます。
持ち出す際は、保冷バッグや保冷材を利用して温度をキープできるようにするとGOOD!
解凍する時は、授乳室のレンジを利用したり、お店の方に頼んで温めてもらいましょう。
冷凍の仕方は?
では具体的に、どのように冷凍したらいいのでしょうか?
納豆をそのまま冷凍することもできますが、オススメは下処理を済ませて食べられる状態にしてから小分け保存する方法です。
納豆を湯通しし、ペースト状にしたものを1回分の量で小分けします。1回分はスプーン1杯ほどが目安ですよ!
それを1つずつラップで包んだり、冷凍用の保存容器に入れたりしましょう。こうすることで次回の食事の時に解凍しやすくなりますよね。
離乳食初期にオススメなのが、製氷皿のようになっているタイプの保存容器です。
少量ずつ小分けにして一気に冷凍することができますし、1回分の量にもぴったり!市販されている容器は15mlほどのものからあります。
冷凍されたら、ジップロックなどに移して保存します。
シリコンで作られた容器であれば、使う際に1つずつ取り出すことができるので、袋に移す手間がなく簡単です。
離乳食を与えるタイミングや場所によっても、使い勝手は変わると思うので、ご家庭で使いやすい方法を試してみてくださいね♪
納豆でつくる離乳食の中期以降はどうする?
初期の離乳食はペースト状にしたものを与えますが、中期、後期、完了期と進むにつれ、赤ちゃんが食べられるレシピもだんだんと増えてきます。
そこで、納豆を離乳食中期以降で食べさせる場合の方法を紹介します!
中期以降は試せるレシピも増えてくる
ペースト状に慣れてきたら、次はみじん切りのような小さな粒にして与えてみましょう。
刻む大きさはだんだんと粗くしていき、1度に与える量も少しずつ増やしていきます。
ひき割納豆を使えば、刻む手間を軽くできますね。
納豆はごはん以外だけでなく野菜と合わせてもおいしいので、ぐんと食事の幅が広がります。
赤ちゃんにはよりおいしく食べられるというメリットがありますが、食事を用意するママパパにとっても、使いやすく栄養も取れる嬉しい食材になるのは間違いなし♪
また、中期以降は少しずつですが調味料も使えるようになります。
初期で納豆を嫌がっていた赤ちゃんも、しょうゆなどで少し味が変わることで食べてくれるようになるかもしれませんよ!
ゆでた野菜と納豆を刻んでまぜたり、おやきのように焼いてみたりと工夫することもできます。
どんな場合も、きちんと加熱してから与えることを忘れずに!
納豆を離乳食中期に与える場合
離乳食に慣れた中期(生後7~8ヵ月頃)は、歯が生え始める頃。このころに与える食材の目安は、舌でつぶせるくらいの固さです。
あらかじめ薄皮が取り除かれているひき割納豆を、もう少し細かく刻んで与えてみましょう。または粗めにつぶします。
刻むときは、必要な分をラップにくるんでみるとまな板が汚れずやりやすいですよ!
ちなみに冷凍させてから刻むことで、ねばつかずに分けることができるので試してみてください。
離乳食後期
離乳食後期(生後9~11ヵ月頃)は、歯茎でつぶせるくらいの固さの食材が目安となります。ひき割納豆だけでなく通常の納豆でも食べられるようになる頃です!
ただ、いきなり大きくしても赤ちゃんは食べにくいでしょうから、小粒のものからトライして慣れさせていくといいと思います。
納豆おやきのような、赤ちゃんが手づかみで食べられるレシピに挑戦してみるのもオススメです!
離乳食完了期
離乳食完了期(生後12~18ヵ月頃)になると、柔らかいごはんが食べられるようになっていきます。
納豆が下処理せずに食べられるので、パパママもだいぶ楽になるのではないでしょうか。
おいしくて、たくさんの栄養が取れる納豆ですから積極的に与えていきたいですね♪
とはいえ大人と同じように赤ちゃんにも好き嫌いはありますので、ここでも無理矢理食べさせたりする必要はありませんよ。
苦手なそぶりを見せた場合は、これまでにしていたように匂いや粘りを抑える工夫をしたり、ひき割納豆を用意して食べやすくすることで栄養を取っていきましょう!
まとめ
- 離乳食初期の納豆はポイントを押さえれば与えてもOK
- しっかり加熱して、ペースト状に柔らかく
- スプーン1杯程度の少量からスタートし、嫌がるようなら無理して与えない
- 納豆の離乳食は冷凍保存が可能で便利
- 納豆ペーストや粉納豆など、初期からでも手軽に利用できる商品がある
大人でも健康のために納豆を食べている人は多いと思います。
納豆はクセのある食べ物ではありますが、おいしく栄養価も高いので赤ちゃんにも食べさせたいですよね!
ポイントを押さえれば離乳食初期の赤ちゃんでも納豆デビューができるので、紹介した方法を参考に、試してみてください。
赤ちゃんの健康を願うママパパの気持ちが伝わりますように!
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