あなたはお子さんとのお風呂タイム、楽しく過ごせていますか?
お風呂は体を温め、免疫力を高めて夜の睡眠の質を良くしてくれるだけではなく、リラックス効果で心の安定にも役立ちます。
シャワーで済ませるご家庭も増えているようですが、それは実にもったいない!!
でもうちの子、お風呂が苦手でお湯につかってくれなくて、困ってるの。
そんなあなたのお子さんもきっと大丈夫!この記事では、お風呂でお子さんと一緒に大人も楽しめる遊びのアイデアをたくさんご紹介します♪
アイデアひとつで、特別な道具を使わなくてもお風呂が楽しい遊び場に大変身しますよ。
ここで紹介した遊びに、その場でどんどんアイデアを付け足しながら楽しいお風呂タイムを過ごしてくださいね。
お風呂の遊びアイデアがたくさんある日本!
突然ですが、あなたは日本の入浴文化が世界でも類をみないほど独特だと知っていましたか?
日本のようにお風呂を「癒しの場」ととらえる国は、ほとんどありません。シャワーですませることが主流であったり、毎日入浴する習慣がなかったりする国も多いのです。
「お湯につかる」「お湯をいただきます」などといった表現があることからもわかる通り、私たち日本人にとってお風呂はただ単に身体を清潔にするだけの時間ではありません。
お湯にゆっくりとつかって心の安らぎを得る、大切な時間なのです。だからこそ、日本は海外とは異なる独特のお風呂文化を発展させてきました。
お風呂時間を楽しむアイデアのひとつとして発展したのが「お風呂の遊び」文化です。
ぞうさんじょうろや、お風呂のままごとセット、お風呂学習ポスターなど、おもちゃさんにはたくさんのお風呂遊びセットが売っていますよね。
ただ、お風呂場で使うものだからこそ気になるのが、おもちゃのカビ問題です。ちょっと油断すると、おもちゃの細かい部分にカビが生えてきたり、ぬるぬるしてきたりします。
この記事では、カビ問題とは無縁の下記の、お風呂の遊びのアイデア例をご紹介します。
- 手遊びなどの体を使って遊ぶアイデア
- 泡などのお風呂にあるものを使って遊ぶアイデア
- 身近な生活用品を利用して手作りおもちゃを作るアイデア
身近な生活用品を使った簡単手作りおもちゃは、定期的に作り直すことでとても衛生的に使うことができますよ。それでは、具体的にみていきましょう♪
お風呂の遊びで大人も一緒に楽しもう!
日本のお風呂の遊びで特徴的なのが「複数人でする遊び」が多いことです。
お風呂の時間に親から子へ遊びが伝わっていき、その子が大人になってまたその子どもに遊びながら伝わっていきます。
日本にはそのようにして昔から伝わってきた、親子で楽しめるお風呂遊びがたくさんあります。
特別な道具も使わない単純な遊びばかりですので、ぜひ試してくださいね。
〈泡で変身ごっこ〉
これぞ日本のお風呂文化の代表ともいえる遊びですよね♪泡さえあれば、お風呂の遊びは無限大に広がります。泡は見立て遊びができるからです。
泡を体につけて服のようにしてみたり、絵具に見立ててお風呂の壁に絵をかいたりすることもできます。
シャンプーしながら角を生やしてみたり、髪型を変えてみたりする遊びは泡遊びの定番です。
泡遊びは基本的に洗い場でするものですが、私がお勧めなのはお湯につかりながらの泡遊びです。
もちろん、家族で一番最後のお風呂に入るときにしかできません。だからこそ、なんだか特別で贅沢な気分にさせてくれます。
泡を吹きあいっこしたり、泡をいろいろなものに見立てて、その場で即興のお話を作って遊んだりしても楽しいですよ。
そして最後はついでに泡でお風呂掃除。明日の自分へのご褒美です。
〈指の水鉄砲〉
握手のように両手を合わせ、手のひらに水をためて押し出す遊びです。
コツは押し出す場所以外に水の出口を作らないこと!
子どもの手は小さいので、練習してもすぐに自分で水鉄砲を作ることができません。
子どもの掛け声で大人が水鉄砲を発射するなど、子どもが水鉄砲を作れなくても一緒に楽しめる工夫をしてみましょう。
水鉄砲が上手な人も、うまく上手にできない人も、最後は単純なお湯の掛け合いで大笑いになり、単純ですが誰もが楽しめる遊びです。
簡単なようで、意外に奥が深いのがこの指の水鉄砲。
私は子どものころなかなか出来ずに悔しくて泣いてしまい、その顔にまた水鉄砲をくらわされ、涙だかお湯だかわからないと家族みんなに笑われた懐かしい記憶があります。
今も上手にはできないのですが、最後は桶を使ってお湯をぶっかける必殺技を習得しました。
〈手笛あそび〉
両手に空気を包み込むように重ね合わせ、息を吹き込みます。息を吹きかける強さや、両手の締め具合によって音程をかえることができます。
コツは手の中の空洞をなるべく広くすること、息を強く吹き込みすぎないことです。
この手笛は水鉄砲よりも難易度が高めなので、小学生くらいからがおすすめの遊びです。
小学生未満のお子さんには、大人の手で作った手笛をお子さんに吹かせることで一緒に楽しみましょう。
お風呂の遊び用に手作りおもちゃを作ってみよう!
道具を使わない遊びも楽しいですが、毎日のお風呂時間で飽きてしまうこともありますよね。
そんな時は、身近にある生活用品や簡単に手に入る材料を使って、手作りおもちゃを作ってみましょう。お風呂の遊びの幅が広がりますよ。
クリアファイルを使った手作りシール
付録などでもらった可愛いクリアファイル、おうちにありませんか?
使っていないクリアファイルを切り抜いて、お風呂遊びに使えるペタペタシールを作ってみましょう♪
文房具用のはさみで簡単に切り抜くことができますし、お風呂の蒸気で壁や鏡に簡単に貼って遊ぶことができます。
透明なクリアファイルに、好きな絵をかいて作ってみてもいいですね♪
クリアファイルはとても薄いので、はがすときに指先に細かい動きが必要になります。知育玩具の役割も果たしてくれますよ。
クリアファイルを使ってシールを作るときは、切り抜く大きさに注意してください。
遊びの最中に誤ってお子さんが飲み込んでしまったり、排水溝に流してしまったりすることがないように、少し大きいサイズに作ることをおすすすめします。
クルクルヘアゴムを使った手作り輪投げ
100均やドラッグストアでも手に入る、スプリングタイプのクルクルヘアゴム。
コイル状のプラスチック製なので、水にも強いのが特徴です。カラフルなものがたくさん売られているのも嬉しいポイントですね。
このクルクルヘアゴムを使って、輪投げ大会スタートです!
1番近いママの指に入ったら5点、ちょっと遠いシャンプーのポンプに入ったら10点などと、点数形式にしても楽しいですよ♪
食器洗い用スポンジでいないいないばあっ!遊び
少し小さめのキッチンスポンジを使った、いないいないばあっ!遊びをご紹介します。
スポンジを手の中に隠して、飛び出させるだけ。それだけでもお子さんが大喜びする、立派なお風呂遊びになります。
少し大きくなったら、「どっちの手に入っているかな?」クイズにしても大盛り上がりしますよ。
今は、使うのがもったいなくなるほどのかわいいキッチンスポンジがたくさん市販されています。
お花やお魚、フルーツやお野菜、スイーツの形をしたものまでバリエーションが豊富で、選ぶのも楽しいですよ。
たくさん集めて、お風呂に浮かべて遊んでもいいですね。
遊んでいるうちに少し古くなってきたスポンジは、そのままお掃除に使って捨てることもできて大人にも嬉しい遊びアイテムです。
ペットボトルを使った手作りロケット
飲み終わったペットボトルを捨てる前に、そのままお風呂に持っていきましょう。
使い方はとっても簡単です。お湯を入れ、沈めて手を放すだけで手作りロケットの完成です。
ペットボトルの中に入れるお湯と空気の分量、沈める深さをかえることでロケットの勢いを調整することができます。いろいろ試して遊んでみましょう。
4つのアイデアをご紹介しましたが、どれも身近にあるものでまま楽しいおもちゃに大変身してくれますね♪
お風呂の遊び用に手作りおもちゃを作る際には、清潔に保つように注意してください。
お風呂場に置きっぱなしにせずにお風呂用のおもちゃとして室内で保管するか、もしくは1週間に1回は新しいものにかえるようにしてくださいね。
身近にあるものだからこそ、気軽にいろいろ試すことができるのも、手作りおもちゃの魅力です。
まとめ
- お風呂の時間を楽しみ大切にするのは日本の独特な文化である
- 日本固有のお風呂文化の中だからこそ日本にはお風呂の楽しい遊びがたくさんある
- 日本人は日々の暮らしの中でお風呂を楽しむアイデアを積み重ねて親から子へと伝えてきた
- 泡遊びは泡を何に見立てるかのアイデア次第で遊びが無限大に広がる
- 道具を使わないお風呂遊びのアイデアもたくさんある
- 単純な遊びにあきたら身近にある生活用品を使った手作りおもちゃもおすすめ
私も入浴が大好きです!子どものころはタオルでつくる風船や手遊び、歌などで楽しい時間を過ごしていたのを懐かしく思い出します。しりとりもよくやりました。
中でも、両手を丸めた笛を吹く遊びが大好きでした。練習をしてもなかなか音を出すことができず、祖母が自分の両手を丸めて私に吹かせながら手笛を優しく教えてくれました。
大人になっても幸せな気分にしてくれる、温かい記憶です。
家族一緒に同じお湯につかる、この独特な入浴習慣は、日本の大切な文化のひとつです。心身ともに温まる時間を、大人も子どもも一緒にたくさん過ごしてくださいね♪
コメント