左利きはボールペンが出ないのはなぜ?!その理由は構造にあった!!

左利きのあなたは、買ったばかりなのにボールペンのインクが出ないことでお悩みではありませんか？

私は左利きなのですが、ボールペンのインクが出ないことが、よくあります。

それで「インクがなくなったのかな？」と思って、見てみると、まだたくさん残っている…

調べてみると、ボールペンは左利きだとインクが出にくい構造になっているようなんです。

世の中の物の多くは右利き用に作られていますが、ボールペンはパッと見ただけではわからないので、驚きでした。

この記事では、なぜ左利きだとボールペンのインクが出ないのか、そして復活させる方法やおすすめのボールペンについてもあわせてご紹介します。

 

 

左利きだとボールペンが出ない理由

一般的なボールペンは、ペン先に設置されたボールを回転させることでタンクからインクを供給する仕組みになっています。

右利きの場合、ボールペンを右に傾けながらボールペンを引くようにして書く形なのですが、左利きの場合は左に傾けながら押すように書く形になってしまいます。

そのため、左利きだとボールペンのボール部分がうまく転がらず、インクが出ないことが多いのです。

また、右利きよりも左利きの方が筆圧がかかりやすく、ペン先が紙の繊維質に引っかかってしまい、インクがうまく出ないこともあります。

ボール部分がタンクのほうへ押し込まれてしまって、ボールペンが壊れてしまうこともあるようです。

ボールペンは元々、左利きだとインクが出にくい構造になっていたのですね！

今まで私は、インクが出ないのはボールペンの品質の問題であったり、左利きとは関係なく使い方が悪かったりするのかと思っていたので、驚きでした。

ちなみに、左利きでも、インクが出ない事態に陥らないようにするには、ボールペンを寝かさずにまっすぐ立てて書くとよいそうですよ！

中には、インクが出やすいように、本来とは逆の書き順で書く人もいるそうですが、小さいころに習って、今まで書いてきた書き順を今更変えることはなかなか難しいですよね。

インクが出ない問題の理由がわかってすっきりした気持ちと、左利きだとこんなところにまで影響があるのか～というショックな気持ちとで複雑な気持ちです。

 

 

左利きのボールペンを復活させる方法

それでは、インクが出なくなってしまったボールペンを復活させる方法はあるのでしょうか？

ボールがつぶれていない限りは、復活させる方法がありますよ。

これから、ボールペンを復活させる方法をくわしく説明していきますね。

 

右手で書く

もし、左利き特有の左に傾けた書き方が原因でインクが出ない場合は、右手で書くと復活できます。

我が家にあった、左利きの私が書くとインクが出ないボールペンを試しに右手で書いてみたところ復活しました。驚きです！

もちろん、右利きの人に手伝ってもらってもOKです。

ただ、この場合、左手で書いているとまた出なくなってしまうようです。

我が家のボールペンも、左手で書いたらすぐに出なくなってしまいました。残念…。

左利きと相性の悪いボールペンもあるようなので、その場合はあきらめて右利きの人にあげた方がストレスがないかもしれませんね。

 

ティッシュペーパーの摩擦を利用する

滑りが良すぎる紙質などが原因で、ボールペンのペン先のボール部分がうまく回転せず、インクが出ないことがあるようです。

その場合は、ティッシュペーパーを使えば復活させることができますよ！

これを何度か繰り返すうちに、ティッシュペーパーとの摩擦でボール部分が回転しやすくなり、インクが出るようになるそうです。

 

ペン先をあたためる

インクが固まってしまってボール部分がうまく動かないのであれば、インクを溶かすことで復活できます。

インクが固まっているとき限定のやり方ですが、特別な材料が必要なわけではないので、試してみてくださいね！

 

ペン先を掃除する

ボールペンのペン先に、インクやほこりがつまってしまうことでボール部分がうまく回転しないこともあるようです。

その場合は、ボールペンの先端を掃除することで復活できます！

ティッシュペーパーでふき取るだけでも掃除できますが、より効果的なのがタバコを利用する方法です。

タバコの吸い口にあるフィルター部分は、ティッシュペーパーよりも繊維が細かいため、ボールペンの隙間に入り込んでしっかり汚れを取り除いてくれるそうですよ！

残念ながら我が家にはタバコを吸う人がいないので、実験はできませんでしたが、タバコがある方はぜひ使ってみてくださいね。

 

遠心力を利用する

ボールペンのインクが出ないとき、インク部分を見てみると、インクが途切れて空気の層ができていることがありますよね。

そんなときには、遠心力を使うことで復活させることができます！

私も昔この方法を試したことがありますが、見事復活しました！

ボールペンを振り回すのも楽しかったので、インク部分に空気の層がある場合はぜひこの方法をお試しください。

 

左利きのボールペンでおすすめは?

さて、ここまで左利きだとボールペンのインクが出ない理由と、復活させる方法についてお伝えしてきましたが、左利きでも書きやすいボールペンがあったらうれしいですよね！

そんな左利きのあなたに、おすすめのボールペンがありますよ。

左利きにおすすめのボールペンの条件は以下の通りです。

 

ボールペンのボール部分が問題なく動く

まずは、ボールペンのペン先のボール部分の回転が問題なく動くことが重要です。

ただ、普通のボールペンは右利き用に作られているため、ボール部分の回転がうまくまわらないことがあるんでしたよね。

そこで左利きのあなたにおすすめなのが、加圧式ボールペンです。

普通のボールペンは、重力を利用してペン先にインクがいくようになっているため、ペン先の方向が大事でした。

加圧式ボールペンは、空気やガスの力でインクに圧力をかけて押し出す構造になっています。

そのため、普通のボールペンではNGとされている上向き筆記も問題なくできますし、書く方向に制限がないということで、左利きにも愛用者が多いようです。

ただ、私は加圧式ボールペンを使ったことがあるのですが、最後まで使いきれなかった記憶があります…

あるメーカーの公式サイトを見ても、加圧式ボールペンは「上向き」「濡れた紙」「氷点下」に強いことはアピールしていますが、左利きについては特に言及していませんでした。

利き手に関わらず、人によって相性があると思うので、可能であれば店舗で満足いくまで試し書きしてみるといいですね。

 

インクが速く乾く

左利きのボールペンのもう一つの大きな問題といえば、「書いた文字が手でこすれてしまう」という問題ですね。

特に、水性ボールペンはなめらかな書き心地が人気ですが、インクの乾きが遅いため、手でこすれてしまうことが多い印象です。

油性ボールペンやゲルインクボールペンは、速く乾きやすいと言われています。

速乾が特徴のボールペンも数多く発売されているので、購入の際はチェックするといいでしょう。

 

ペン先がある程度太い

これは私の意見なのですが、ペン先が細いボールペンはすぐにインクが出なくなってしまうものが多いです。

ネットで調べてみても「細字ボールペンと左利きの相性は最悪」と言っている人がいたので、私と同じように感じる左利きは多いのかなと思います。

小さい文字や細い線を書きたい場合は、細いものを選ばざるを得ないかもしれませんが、もし特別こだわりがない場合は、ペン先が少し太めのものを選ぶことをおすすめします！

 

 

まとめ

• 左利きだとボールペンのインクが出ないのは、ボールペンが右利き向きにつくられているから
• ボールペンのインクが出ないときに復活させる方法がある
• 左利きには、加圧式ボールペンと速乾性のボールペンでペン先が太いものがおすすめ

ボールペンの構造的に左利きの書き方ではインクが出ないなんて、本当にびっくりです！

今回この記事を作成していて、左利きには本当に不便な世の中だと実感しました。

ですが、左利きと相性の良いボールペンもありますので、あきらめず、あなたもお気に入りの一本を見つけて下さいね♪