赤ちゃんに少しでもおいしい離乳食を食べさせてあげたい!と悩んでいませんか?
赤ちゃんの舌は大人に比べて味を感じる細胞が多く、味付けに敏感です。そのため初めは調味料などを使用せず素材の味だけで充分です。
そして慣れてきたら、薄い味付けでもさらにおいしいと感じられるように「だし汁」に活躍してもらいましょう!
栄養を取るだけでなく、味覚の発達のためにもだし汁を使うのは効果的です。
離乳食にだし汁はいつから使えるの?
だしの素材となるものによって、いつから使えるのかが変わってきます。昆布だしは5ヶ月頃から、かつおだしは7ヶ月頃から使えますよ!
だし汁は離乳食としていつから使えるのかを見ていきましょう!簡単にできる昆布だしの取りかたと種類も紹介しているので参考にしてくださいね♪
離乳食にだし汁はいつから使える?
だし汁には色々な種類があり、いつから与えられるかも違ってきます。
月齢によってだし汁に使える素材が増えてくるので、いつから始めるかの判断は「その素材が食べられるようになったら」が正解です!
例えば昆布だしであればアレルギー反応が出ることが少ないので、生後5ヶ月頃から与えることができます。
離乳食が始まる時期が5~6ヶ月頃からと言われているので、離乳食開始と同時期にだし汁による味付けも始めることができるようです。
というわけで昆布だしなら基本的にいつから始めてもOK!
赤ちゃんの舌は薄い味付けでも敏感に感じるので、始めはだしを使わず素材の味だけでスタートして、慣れてきたらだし汁で旨みを足していくようにするといいと思います。
離乳食の進みが悪くなってきた頃にだし汁をプラスして与えてみるとまたパクパクと食べ出した!なんてこともあるようですよ。
だし汁を使うメリット
人間の味覚は、3歳までに作られるそうです。そして大人の何倍も味覚が敏感な赤ちゃんですから、調味料の味ではなく素材の味を覚えさせることで味覚を育てることができます。
その素材の味を引き立てるのがだし汁の役割なんです。
離乳食期の赤ちゃんに調味料を使ったり、濃い味付けのものを与えたりするのはNGです。
だし汁によって、素材だけの味でも旨みが引き出され、赤ちゃんもおいしいと感じることができますよ。
だし汁を使う時の注意点
離乳食期は、自然素材を使っただし汁を使いましょう。
市販されている粉末だしやコンソメなどは塩分が高く、添加物が入っている場合もあるので、赤ちゃんの食事には避けたいところです。
また、離乳食期には赤ちゃんが食べ物に対してアレルギー反応が出ないか、確かめつつ与えていかなくてはいけません。
そのため新しい食品を与えるときには基本的に1種類ごとに行っていきます。だし汁の場合も初めは色々な物を混ぜたりせず、1種類ずつ少量から始めていきましょう。
だしの素材となるものが食べられるようになってから、が基本ですよ!
離乳食のだし汁は昆布だしがオススメ!
では離乳食でだし汁を与えるときは、いったいどのようにして始めればいいのでしょうか。
初めて離乳食にだし汁を使うときにオススメなのは、ずばり昆布だしです!
昆布だしは生後5ヶ月から使うことができ、離乳食初期の赤ちゃんでも安全に口に入れることができます。
加えて昆布だしは、昆布を水につけておくだけでだしを取ることができるので、簡単で便利です!忙しい子育ての中でも、1番手軽に取り入れることができるだし汁なんですよ♪
ここでは他にも離乳食で使えるだしを見ていきましょう。
月齢にあっただし汁や、簡単な昆布だしの取りかたもまとめたので参考にしてください!
離乳食に使えるだし汁の種類
離乳食に使えるだし汁には、昆布だし以外にもたくさんあります。いくつか例をあげて紹介しますね!
月齢に合わせて使えるものとそうでないものがあるので、それもここで確認しておきましょう!
だしの種類 | 始める目安 | 取りかたと注意点 |
昆布だし | 5~6ヶ月から | 煮出してだしを取るだけでなく水出しでもOK!1食に対して、大さじ1杯足す程度。 |
野菜だし | 5~6ヶ月から | たまねぎ人参キャベツなどを切り、水と一緒に鍋に入れ沸騰させます。
沸騰したら弱火で30分煮込んでこせば完成! |
かつおだし | 7~8ヶ月から | 動物性のだしなので肉や魚などの離乳食が食べられるようになってから始めましょう。
鍋に水を沸騰させ、かつお節を入れたら火を止めます。沈んだかつお節をこしたら完成。 |
にぼしだし | 7~11ヶ月から | 青背魚を食べなれた頃に始めましょう。
頭とはらわたをとったにぼしを水につけ30分、その後弱火で10分煮てこせばOK。 |
昆布だしの取りかた
では実際に昆布のだし汁を作ってみましょう。基本的なだしの取りかたと、水出しで作るだし汁の方法を紹介します。
<煮出す場合>
- 昆布の表面を軽くふき、汚れを落とす。
- 水と昆布を鍋に入れ、30分ほどつけておく。
- 鍋を火にかけ、中火で沸騰直前まで加熱したら昆布を取り出す。
<水出しの場合>
- 汚れを落とすために昆布の表面をさっと拭く。
- 水につけて3時間~一晩おいておく。
- だし汁ができたら昆布は取り出しておく。
水1ℓに対して昆布は10gくらいが目安です。作りたい分量に合わせて調節してみてくださいね!
水出しの昆布だしは、夜寝る前に用意して冷蔵庫に入れておけば、次の日にすぐ使うことができますね!
離乳食のだし汁は冷凍保存できる?
昆布だしを簡単に作ることができるといっても、離乳食で毎回用意するなんてとても難しいですよね。
だし汁は冷凍することができるので、まとめて作って保存しておきましょう!
オススメの保存方法
手作りしただし汁を保存する場合、冷蔵なら2日~3日ほどの日持ちです。
それより長く保存したい場合は冷凍しましょう。保存料などが入っていないので、冷蔵ではあまり長くはもちません。
冷凍する場合にオススメなのが、製氷皿に小分けにする方法です。
製氷皿を使えば少量ずつ小分けにして冷凍できますし、取り出して使うのも簡単です。
冷凍されたら取り出してジップロックなどに移しておくと、使う時には取り出しやすくてより便利です!
特に1回の離乳食で必要なだし汁の量は大さじ1杯程度ととても少ないです。小さく分けておくことで1回量として使いやすく、解凍もしやすいですね!
そして赤ちゃんの安全のために、離乳食は与える前に必ず加熱しましょう。
まとめ
- 昆布だしを使うのは離乳食が始まったらいつからでもOK
- だし汁の種類によって、いつから使えるかが変わるので注意
- 初めてのだし汁を作るなら水出しができる昆布だしがオススメ
- まとめて作って冷凍保存も可能
赤ちゃんがおいしそうにパクパク食べてくれる姿は本当にかわいいですよね!こんな味もあるんだよ!って色々と食べさせてあげたくなっちゃいます。
昆布だしであれば、離乳食初期のいつからでも使用することが可能です。
月齢や離乳食の進み具合によって使えるだし汁の種類が増えてくるので、赤ちゃんの反応を確認しつつ試していけるといいですね。
あなたの愛情たっぷりのおいしい離乳食で、元気に育ちますように!
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