「カフェで友達とコーヒーを飲み、解散した後急にお腹がぐるぐるしてきてトイレに駆け込んだ!」なんて経験はありませんか?
朝・仕事中・ランチ・カフェ・夕食後など、私たち日本人は1日の中で何度もコーヒーを飲む習慣があります。
そんなコーヒーは集中力を高める作用がある一方、飲みすぎてしまうと胃腸の活動に影響を与えてしまうためお腹がぐるぐるなり結果として下痢につながります。
お腹がぐるぐるなってしまう原因は、コーヒーに含まれている成分カフェインの過剰摂取です。
カフェインを過剰摂取しないようにするためには、コーヒーを飲みすぎないようにする必要があります。
そこで今回は、コーヒーに含まれるカフェインがどうしてお腹がぐるぐるする状況につながってしまうのか、説明していきますね。
コーヒーを飲むとお腹がぐるぐるするのはどうして?
あなたは1日に何回コーヒーを飲みますか?
私は平日「朝・仕事中」、休日「朝・ランチ・カフェタイム」の平均して2・3回コーヒーを飲みます。
コーヒーを飲むと私は眠たい朝は目が覚め、仕事中は集中力がアップし、カフェタイムは友人との会話が弾みやすくなります。
これらの私たち人間の体に与えているプラスの影響は、コーヒーに含まれているカフェインが作用されているためです。
眠気覚まし・集中力アップというプラスの作用がある一方、お腹がぐるぐるし下痢につながるという悪影響をもたらすこともあります。
コーヒーに含まれているカフェインが私たち人間の体に悪影響を起こす原因は、カフェインを過剰摂取していることにあります。
カフェインには依存性があるため、気が付けばコーヒーを1日5回以上飲んでいたという日もありますよね。
こうしてコーヒーを過剰に飲みすぎてしまうことが、胃腸に影響を与えお腹の調子がぐるぐるしてしまいます。
カフェインってどれくらい摂取すると過剰摂取になるの?
カフェインをどれくらい摂取すると過剰摂取になるのか、これから説明していきますね。
カフェインとは
カフェインとは食品に含まれる天然成分の一つで、主にコーヒー豆や茶葉、カカオ豆などに含まれています。
コーヒーや紅茶でカフェインを摂取することが多いかと思います。
それぞれの飲料のカフェイン含有量は以下になります。
飲料名 | カフェイン含有量(100mlあたり) |
コーヒー | 60㎎ |
紅茶 | 30㎎ |
ウーロン茶 | 20㎎ |
紅茶やウーロン茶に比べると、コーヒーのカフェイン含有量は2倍~3倍となっています。
ではカフェインを摂取することで、私たち人間の体にどのような影響を与えているのか見ていきましょう。
カフェインが体に与える影響
カフェインを含む代表的な飲料コーヒーを飲んだ時、いつもあなたの体や気持ちに起こる変化を一度想像してみてください。
おそらく「眠気が覚めた・集中力がアップした・トイレが近くなった」という変化を想像しませんでしたか?
これらはコーヒーに含まれているカフェインが作用され、私たちの体に変化を起こしています。
カフェインを摂取すると「眠気が覚める・疲労回復・むくみ解消」などの効果が私たちの体に現れます。
しかし、カフェインはプラスの影響を与えてくれると同時に摂取しすぎると「めまい・動機・下痢・吐き気」などの副作用が起こります。
コーヒーを飲み過ぎた時、「お腹がぐるぐるしているな」と思ったことはありませんか?
これはコーヒーに含まれているカフェインを過剰に摂取しているため、胃腸の活動に影響を与えてしまいお腹がぐるぐるとなっています。
カフェインは体内の交換神経を刺激する作用があり集中力アップなどのプラスの影響を与える一方、胃腸が正常に活動できなくなる悪影響を及ぼすこともあります。
胃腸が正常に活動しなくなると、水分が十分に体内で吸収されなくなるためお腹がぐるぐるとなり下痢につながります。
このような副作用が起こらないようにするためには、カフェインを含む飲料を1日にどれくらい摂取して良いのか気になりますよね。
では、カフェインを含む飲料の1日の推奨摂取量を見ていきましょう。
1日当たりのカフェイン摂取量目安
1日に推奨されているカフェインの量は?
1日に摂取していいカフェインの量は、400㎎までとカナダ保健省が2010年に発表しています。
これはコーヒー1日マグカップ(237ml)3杯が目安とされています。
朝・昼・夕方と飲むとあっという間に3杯のコーヒーを飲んでしまいますよね。
あくまでも、目安になりますのでご自身の体調に合わせてコーヒーの飲む量を調整してください。
コーヒー以外の紅茶やウーロン茶にもカフェインは含まれていますので、ほかの飲料と調整しながら1日の摂取量を目安に過ごしてくださいね。
コーヒーを飲むとお腹がゆるくなるのはどうして?!
コーヒーを飲んだ後お腹がゆるくなることがありますよね。
お腹がゆるくなる原因はコーヒーに含まれているカフェインの影響もありますが、砂糖とミルクの影響も考えられます。
コーヒーに砂糖やミルクを入れると甘くなり、ブラックで飲むよりも飲みやすいですよね。
糖質が含まれるため、私たち人間が活動するエネルギーになっています。
しかし砂糖やミルクを多く摂取しすぎてしまうと、コーヒーを飲んだ後にお腹がゆるくなってしまうことがあります。
どうしてお腹がゆるくなってしまうのか、説明していきますね。
砂糖とミルクを摂取しすぎると
砂糖やミルクを摂取しすぎると、お腹がゆるくなる原因になります。
<砂糖を過剰摂取すると>
砂糖を取りすぎると体内の血糖値が上昇します。
血糖値が上昇すると腸から水分を多く出し血糖値を下げようとするため過剰に出過ぎた水分が腸内に回りお腹がゆるくなり下痢につながります。
※血糖値
血糖値とは、血液中におけるブドウ糖(グルコース)の濃度のことをいいます。
糖分が体の中で消化吸収されてブドウ糖(グルコース)になり、血液中に入って私たち人間の体のエネルギー源となります。
そのため食前・食後で血糖値は変化するので、血糖値の上昇には注意が必要です。
<ミルクを過剰摂取すると>
ミルクを過剰摂取してしまった場合に起こる「乳糖不耐症」が考えられます。
これは乳糖(ミルクに含まれる糖質)をブドウ糖であるグルコースとガラクトースに分解する乳糖分解酵素の働きが低下していることが原因です。
ミルクに含まれている乳糖を消化吸収できず、下痢や体重増加などの悪影響を及ぼす疾患です。
つまり乳糖を腸内で分解できないため、便がゆるくなり下痢につながります。
普段ミルクを飲むとお腹がゆるくなったり壊したりする人は、コーヒーにはなるべくミルクを入れないほうが良いです。
砂糖を過剰摂取すると血糖値の上昇につながり腸から過剰な水分が出て便がゆるくなり、ミルクを過剰摂取すると乳糖を腸内で分解できず、便がゆるくなってしまいます。
普段コーヒーをブラックではなく砂糖・ミルクを入れるならば入れる量に注意が必要です。
スティックタイプの砂糖やお店が一つ一つ入れてくれるミルクの量であれば大丈夫です。
しかし、スティックタイプの砂糖を数本入れたり備え付けの砂糖を何杯も入れるのは過剰な摂取になります。
スティックタイプの砂糖であれば1本まで、備え付けの砂糖は2杯までなど自分でルールを決め過剰摂取にならないよう注意しましょう。
この機会にブラックコーヒーに一度挑戦してみるのもよいですね。
砂糖やミルクを入れる前に、一口ブラックコーヒーを飲んで練習してみてください。
続けていけばいつしかブラックコーヒーで飲めるようになります!
砂糖やミルクの過剰摂取に気を付けながら、コーヒーを飲みましょうね!
コーヒーを飲むとお腹が張るのは病気かも?!
コーヒーを飲むとお腹が張り、便が出ない、止まっていると感じた事はありませんか?
便が出ないという悩みがある場合「過敏性腸症候群」という病気の可能性が考えられます。
過敏性腸症候群とは腹痛やお腹の不快感が長時間にわたり続いたり、便秘や下痢が起こるという特徴がある病気です。
過敏性腸症候群が発生する主な原因は発見されていませんが、精神的なストレスによって副交感神経が刺激され発祥すると考えられています。
近年では日本人の10人に1人が発症していると言われており、とても身近な病気と言えます。
過敏性腸症候群を発症すると便秘や下痢だけではなくお腹周りが張る状況が続くため、日常生活に支障をきたしてしまいます。
では発症しないためにはどうすればいいか見ていきましょう。
過敏性腸症候群を発症しないために
過敏性腸症候群は「精神的ストレス・生活習慣」が主な原因であると考えられています。
<精神的ストレス>
第二の心臓と呼ばれている腸は食べ物の栄養を吸収する場所であり、かつ自立神経の影響を受ける場所でもあります。
緊張やストレスで交換神経が高まり自立神経のバランスが乱れると、腸の働きが低下し便秘や下痢になります。
反対に腸内環境を整えると副交感神経が高まるため自立神経が整います。
自立神経が整うためには腸内環境を整えることが重要になってくるので、食生活には十分に気を付ける必要があります。
<生活習慣>
高カロリー・高脂肪食品の過剰な摂取はお腹の張りや下痢の原因になります。
またカフェインを含む食品(コーヒー・紅茶・ココア・チョコレートなど)・過度なアルコールの摂取もお腹の張りや下痢につながり過敏性腸症候群の症状を悪化させる原因の一つであると考えられています。
そのため、バランスの取れた食事を心がける・カフェインを含むコーヒーや紅茶の飲料・アルコール類は過度に摂取しないことを心がけ、日々を過ごしましょう。
社会生活をしているとストレスはつきものですし、ストレスを緩和するために好きな食事をとることは必要です。
そういった環境の中でもあなたがストレスを感じないほうの選択をし、食事はバランスの取れた食生活を心がけてみましょう。
「バランスの取れた食事」「規則正しい生活」「適度な運動」「適切な睡眠時間」これらを心がけることで過敏性腸症候群は改善され、悩んでいるお腹の張りも改善されます。
過度な量のコーヒー摂取はなるべくしないようにすることで、腸内環境も改善されますので1日の推奨量でとどめられるよう改善してみてください。
まとめ
- コーヒーを飲むことでお腹がぐるぐるするのはコーヒーの飲みすぎが原因
- コーヒーに含まれるカフェインの過剰摂取がお腹がぐるぐるする原因
- コーヒーは1日3杯までが適量
- 砂糖の過剰摂取が血糖値上昇につながりお腹がゆるくなる
- ミルクを過剰摂取すると乳糖不耐症になる可能性があり
- 生活習慣が原因の過敏性腸症候群にならないためにコーヒーの過剰摂取は控える
コーヒーに含まれるカフェインが、私たちの体にプラスの面でもマイナスの面でも大きな影響を与えています。
コーヒーを飲むことで集中力アップや目覚め効果につながることは確かですが、過剰摂取しすぎるとお腹がぐるぐるとして下痢になります。
そのためコーヒーは1日3杯を目安に適量飲むことを心がけましょう。
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