黒板を復活させる方法は塗装!お手入れの仕方も知って長く使おう

黒板を復活させる方法は塗装!お手入れの仕方も知って長く使おう 暮らし

オフィスでは、ホワイトボードを使用している場合がほとんどかと思います。

それでも学生時代の授業中チョークが黒板に当たる度、カッ、カッと聞こえる小気味良い音と独特な書き心地…。

これらは、しっかりと体感覚に刻まれているのではないでしょうか。

黒板は仕事や勉強のためだけでなく、「チョークアート」という芸術の表現方法としても使われています。

おかげで黒板の人気が復活しているようにも感じます。

何度も繰り返し使える黒板であっても使い続けるうちに、白っぽさが残ってしまったり、チョークの線がハッキリ見えづらくなってしまいます。

自分で手を加えて復活できる方法があれば、黒板は一生モノです。その方法は、黒板用の塗料を塗るだけ。

末永く使い続けるために黒板の特性を復活させる方法とお手入れの仕方を知りましょう。

黒板を復活させる方法は塗装が効果的⁉

黒板を復活させる方法は塗装が効果的⁉

くすんでしまった黒板を復活させる方法として挙げられるのは、塗装です。

黒板用の塗料を塗ることで、書いた文字の映えやすさや消しやすさが復活します。

早速、塗装前の準備から綺麗に塗装をする方法を1つずつ分けて紹介していきます。

〈塗装前の準備〉

塗料を塗る前に埃や人が触れた時に付着した油分を落とします。埃だけならば水拭き、油分は石鹸水や中性洗剤で拭き取ります。

拭いても落ちない付着物は、目の粗さが#240以上のサンドペーパーで削り落としてから水拭きしましょう。

サンドペーパーの目が粗すぎると表面が凹凸になり、塗料が塗りにくくなります。

逆に細かくて表面をツルツルにすることも、チョークの粉が黒板に付着せずに書きづらくなってしまうので注意してください。

#240ってどれくらいなの?

ちなみに、サンドペーパーの目の粗さは番手と呼ばれる#が頭についた数字で表され、数字が大きくなるほど目が細かくなっていきます。

一般的には、粗目#40~#100、中目#120~#240、細目#280~#800、超細目#1000~と言われています。

〈マスキング・養生〉

塗料を塗りたくない部分や汚したくない部分を守るために、マスキングあるいは養生をします。

隙間から塗料が入り込まないようマスキングテープや養生シートを密着させることがポイントです。

〈塗料の塗り方〉

準備ができたら黒板塗料を塗っていきます。その時に跳ね返りが少なく、素人でも塗料を均一に塗りやすい道具が、ローラー、スポンジコテと呼ばれるものです。

広範囲に一気に塗ることができるのが特徴と言えます。

そして、黒板塗料にも種類があります。黒板は室内で利用することが多いため、匂いと有害物質の量を減らせる水性タイプがおすすめです。

塗料選びには、使用成分に着目するのも一つだと思います。最近は有害物質を完全ゼロにした商品もあるのです。

特にアレルギー体質や小さなお子さんがいらっしゃるご家庭、不特定多数の往来がある店舗など安全対策として検討してみても良いかもしれません。

また、黒板といえば「濃い緑色」のみならず、色の種類も豊富にラインナップされていて、色を選ぶ楽しみも増えました。

黒板復活のタイミングで雰囲気をガラリと変えることができ、気分転換と合わせて挑戦してみてはいかがでしょうか。

今回紹介した黒板の復活方法、あなたに合った方法は見つかりましたか。

黒板を復活させるスプレーを使うとより手軽に!

黒板を復活させるスプレーを使うとより手軽に!

黒板を復活させる方法として同じく塗装ではありますが、より簡単に復活できる方法があります。それは塗料に黒板スプレーを使う方法です。

黒板スプレーを利用すれば、塗料缶からトレイなどの別容器へ移したり、ローラーやスポンジコテを用意する必要もありません。

塗り方は、もちろん黒板へ塗料の厚みが均等になるようにスプレーするだけです。

1回塗装した後、一晩乾かしたら再度スプレーして仕上げます。塗装前の手順は、前述と同じです。

道具も少なく、手も汚れないのでスプレーの方が、より黒板を復活しようという気持ちへさせてくれるかもしれません。

黒板を復活させてキレイに使い続けよう!

黒板を復活させてキレイに使い続けよう!

黒板が傷んだ後に修復して復活させることも大切ですが、劣化を最小限に抑える工夫も長持ちさせるには必要なことです。お手入れ方法も併せて紹介します。

せっかく黒板を復活させたのに、またすぐに傷んでしまうことがないように一緒にみていきましょう。

水で濡らして固く絞ったキレイな布巾で黒板を水拭きをすると、空中に舞っているチリやホコリが黒板に付着するのを防ぐことができます。

仕上げに空拭きをして、傷みの原因となる水跡を残さないようにしましょう。

他にも、黒板を塗装したり、お手入れをすること以外に工夫を加えるだけで、黒板をキレイに保つ方法があります。

黒板を使用する際に必ず毎回やることなので非常に取り入れやすいです。

その方法とは、黒板を使った後「まるで何も書かれていなかったかのようにキレイに消すこと」です。

用意するものは、普段から使っている黒板消しと100円均一でも購入できるマイクロファイバーの雑巾の2つだけです。

やり方も非常に簡単。黒板消しにマイクロファイバーの雑巾を巻き付けて、全体的に消していきます。

消し終わったら、巻き付けていたマイクロファイバー雑巾を裏返して巻き付け直します。その後は一定方向に消すだけです。

私は小学生の頃、黒板のチョークの消し跡や白い粉も黒板に残らないよう、新品かのごとく黒板を掃除することにハマっていた時期がありました。

もちろんマイクロファイバー雑巾はなく、黒板消しのみです。

当時この方法を知っていたら、よりピカピカにできたのに…と少し悔しさが残ります。

復活方法を知らなくても、まず傷めないように使うことは大切ですよね。

黒板の相棒チョークの成分は身体に害なし

ノートにペンと同様、黒板へ筆記するのに必要なチョークについて少し触れておきます。

一時チョークの粉を吸うと身体に悪影響が出るという話題があがり、ホワイトボードへ切り替えた方が良いのではないかという議論もありました。

昔は石膏で出来たチョークが主流で毒性があるわけではありませんが、水に溶けにくい性質を持っています。

そのため長い年月吸い続けると肺の病気を引き起こす可能性があったそうです。

ただ、現在のチョークに使われている原料は、身体に害を与えるものは使用されていません。

主な成分として2種類の炭酸カルシウムから作られています。一つは、石灰石を砕いた炭酸カルシウム、もう一つは貝殻をリサイクルした炭酸カルシウムです。

どちらも自然界にあるものを利用していて、身体と環境へ配慮された成分で作られています。

黒板塗料と同じく、健康にも地球にも優しい製品がチョークにも浸透しています。

まとめ

まとめ

・黒板が劣化してきたら塗装で復活させられる

・お手入れは黒板を水で濡らして固く絞った布巾で拭く

・水跡が残ってしまったら空拭きで水気をしっかり取り除く

・黒板を黒板消しとマイクロファイバー雑巾で常にキレイに保つ

塗装は自分の手で黒板を復活させられる手軽な方法ですので、お勤め先やお手持ちの黒板で試してみてください。

さらには、日々のお手入れをすることで持ちが良くなり、復活方法をやらなくても長きにわたって使えるようになります。

これだけで半永久的に使用できるなんて、黒板はSDGsの先駆け商品とも言えるかもしれません。

今回は黒板についてお話しましたが、何に対しても、いま持っているモノを大切にする心がけと工夫をしていけると良いですね。

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